旅日記-San Jose to San Francisco-

前の晩、遅くまでたくさん話をした。
analogueとdigitalの話・音楽や言葉で表現すること・友達の話…。
それなのに早朝に目が覚め、私はサンノゼの朝を堪能した。
そのときのBGMはbonobos「good morning groove」だった。
まだ静かなサンノゼの町並みを窓辺でずっと見つめていた。
「noon」と言われたcheck-out timeを1時間過ぎてから出かけた。
朝から雨が降っていた。
アメリカではクリスマスが祝日であるために、
街は静まり返っていた。
行きたかったIris&B.Gerald Cantor Center for Visual Artsも閉まっていたので
私たちはサンフランシスコに戻ることにした。
サンノゼからサンフラにはカルトレインで1時間ちょっとくらい。

ホテルから駅まで歩く。
「こっちだ、こっち!!」なんて朝から大声あげながら雨の中歩く。
あたりには人っこひとりいません…。
HP Pavillionを過ぎて、左に曲がるとSan Jose Diridon駅。
窓口で2枚分の乗車券を購入し(券売機でも買えるよ)、

↑これがチケット。
結局車掌さんに見せる必要もなく、今思えばタダ乗り可能なのでは?
発車まで少し時間があったのでトイレに行ったんだけど、
そしたら最中に個室の扉が開いて、並んでいた人にのぞかれるというハプニング発生…。
のぞいたおばさんは「oh!!Excuse me!!!I'm sorry!!!!!」と大慌て(笑)
いや、私だって負けずに座ったまま大慌てでしたよ。
そして車両に乗り込み、雨の中、ひたすら北へ走るカルトレインにゆられる。
車内は2階建てで、スムーズな走行で、とても快適。

いつの間にか、うたた寝していた私は終点・サンフランシスコで起こされる。
5日ぶりのサンフランシスコ。
今まで田舎にいたので「サンフラはやっぱ都会だね」とお互い再確認。
サンフランシスコも雨で、ずぶ濡れになりながら市街を歩いて目指す。
結構な土砂降りだったので、通りがかったお馴染みmetreonで休憩する。
さすがメトレオン。祝日でも開いてました。
けど、そこには多くの人が…。
みんな他のお店は閉まってるから行くところないのね…。わかるわ。
そして、そこで美味しい&ばかでかいサンドイッチを食べる。
そういえばこの日、私は完全なるノーメイクだったな…。
好きな人の前で、しかも公の場でノーメイクな私をお許しくださいませ。
そのあと、家に帰る彼をpowell駅の改札で見送り、
私はwalgreenで10ドルを1ドル札10枚に両替してもらい、
ホステルのロッカーで23ドルを全て1ドル札で払い、荷物を受け取り、
再び今までのホステルに泊まることにする。
スタッフの「またあなたね」的な笑顔が何とも心地よい。
この日は雨だし、疲れていたのでそのままおやすみなさい…。
そういえば、この日だった!!
あのジャマイカ人と対決した日は。
ま、それも今となっては良き思い出さ。
「こうばしい日々」を読みながら、寝る。