興味

荒野へ (集英社文庫)

荒野へ (集英社文庫)

9月6日から公開されている、ショーン・ペン監督作品の原作。
実際起こったことを、第三者がその足跡をたどっていった作品。
原作は、映画を観たあと読んでも
映像の印象が強すぎて、まっさらな気持ちで読めないので
映画を観る前に読んでおくべきだと思っています。
で、読みました。
翻訳される前の原文のまま読めたらいいと、何度も思いながら読む。
なぜなら、訳文がいまいちなのだー!!
ところどころ意味不明の直訳と思われる箇所が出現する。
でも、内容自体は面白い。


自然という世界に強烈に惹かれていった
実在した、今の私と同い年の青年。
きっと同い年だから、余計に興味を持ったのかもしれない。


特に、最後クリスの両親が彼の亡くなったバスを訪れる場面は
読んでいて胸が苦しくなった。


参考リンク
「Into The Wild」「荒野へ」ジョン・クラカワー(Jon Krakauer)(Rev.2.20):あしおと:So-netブログ


映画のあらすじとかキャッチコピーは、
「悲劇に見舞われる青年」とか「前途有望の青年」とか
どうしても誇張されてしまっている気がする。
ノンフィクションを俳優を使って映像化するのは
本当に難しい作業だと思う。
1歩間違えれば娯楽作品にとらわれかねない。
原作の作者は、どう感じているのだろう。