澁澤龍彦との日々

澁澤龍彦との日々

青森県立美術館のミュージアムストアで
たまたま澁澤龍彦の本が何冊か置いてあって、
ちょこっと立ち読みしてみたら
彼の作品よりも人柄に物凄い興味が湧いてきたので
一番もってこいの本を買いました。
なぜなら、この本は澁澤龍彦の奥さんが書いたエッセイだから。

2時間くらいで読み終えるくらい読みやすい文章でした。
簡潔で、品のある、とっても柔らかな文章で、読んでいると私も幸せな気持ちになりました。

本当に幸せな時間が文を通して、じわじわと溢れてくる感じ。

でも澁澤龍彦が亡くなるころの箇所では、自然と涙が止まらなくなっていました。


こんなに深い愛情を、自分が死ぬまで抱くことができれば、どんなに幸せかと思います。


んー
凄い素敵な本でした。