奈良美智

昨日の深夜、トップランナーの再放送をやっていた。
しかも７年前の。
しかも奈良美智の！！！！
実を言うと私は奈良美智についてほぼ何も知らない。
奈良美智といえば、私の中だとやっぱり原美術館の「部屋」。
あの部屋、そのまま移築して私が住みたい。
ほんとかわいいんだもん。
そんなわけで、
彼の姿を見たのも初めてだったし、
彼の声を聞いたのも初めて。
手がとてもキレイで、青森弁で話す、ドイツ在住の奈良美智。
とっても感動してしまった。
具体的にどこに感動したとかじゃなくて、
彼の内側から表出している何かにとても感動した。
番組内で彼が作品をつくる過程をおさめた映像が流れた。
彼自身、いつもひとりで作品をつくっているので
他人が一緒にいる空間で作品をつくるのは初めてだったそう。
しかもそれをカメラでおさめちゃってるんだもん。
日本のロックをＢＧＭにして、彼は作品を作っていた。
タバコを吸って、バナナを食べながら。
作品が完成に近づくとビールを中瓶のまま飲みだす。
話をしている姿は、とても謙虚で彼の優しさが溢れていた。
「自分のために作品をつくる」
「作品は自分の分身である」
「怒りや悲しみを感じていると良い作品がつくれる」
「自分が納得できる作品をつくっていきたい」
私の好きな人に似ている、奈良美智。