心を生かす「性」

このあいだ古本屋に行ったとき、¥105で売っていたので買った本。

セックスボランティア

セックスボランティア

私は昨年、性に関する授業を1年を通して受けていた。
ジェンダーセクシャリティといったのがメインだった。
なので、もともと性に関する事実にはとても興味があった。
この本を最初に本屋で手にとったのが1年半前。
ゼミのレポートを書くための資料を探すために訪れた
横浜の紀伊国屋書店の店頭にその本はあった。
タイトルがとても衝撃的だったのを覚えている。
こんなこと今まで考えたことがなかったから。
いまだに障害者に偏見を持っている人が多く、私も少なからずその一員であり
だからこそ、この本を読む勇気がなかった。
なんだか「見てはいけないものを見る」気がしていた。
そしてそれから何度となくこの本を見かけてきたが
その度に手にとっては戻すことを繰り返してきた。
普段私は文庫本(¥400〜500)を中心に買っているので
¥1500という高値も手伝って、その本は私には買いにくいものでもあった。
しかし今回¥105で売っていたので「これは読むしかない」と思った。
私自身、無知でいるのはいやだった。
けど、読んでから思うことは
そもそも、こんな本があること自体おかしい」ということだった。
本を出して、多くの人に認知されなければいけないほど
このテーマに関して無知な人が多いのだ。
何も「障害者に対する性の介助をしよう!」と言っているわけじゃない。
ただ、“何も知らない”よりは“知っている”ほうが断然良い。
行動を起こさなくても、ただそれを事実として認識することはとても価値がある。
…と、私がこの本を読んで具体的にどんなことを感じたかというのは
私自身よく分かっていません…。
内容はそれなりに衝撃的だった。
オランダの障害者への性の介助に関する取り組みも出てくる。
具体的な感想はないけれど、
やっぱり最後には「セックスとは何か?」ということを考えさせられた。