本
- 作者: 藤沢周平
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/06/20
- メディア: 文庫
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登場人物の名前や相関関係が、
途中、頭の中でごっちゃごちゃになり
何度も戻りながら読みましたが、
大変面白かったです。
いつの間にか又八郎も年をとり、
細谷もすっかり変わっている設定が新鮮で、
またのめりこむように読んでいました。
最後の佐知との別れのシーンに
胸が熱くなってしまいますの。
解説にあった「両義性」という言葉が
この作品にはぴったりだと納得しました。
だから由亀と佐知、どっちも愛する又八郎が
許せてしまうのねん。
この女泣かせがー!!!