映画

告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)

告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)

先日読んだ、湊かなえ『告白』の映画版を
観てきました。


原作(文庫)がある場合は、極力原作を読んでから
映画を観に行くようにしています。
大抵の原作がある映画は、
「原作の方が面白かった」
「映画の方が面白かった」
の2通りに分類できることが多いけれど、
この『告白』に関しては、
珍しく“どっちも面白い”映画でした。


原作には映画にはない詳細な描写があり、
より登場人物に感情移入できる面白さがある。
原作のエッセンスを凝縮し、
ビジュアル化(可視化)することによって
その恐怖を10倍くらい増幅させたのが映画。
といった感じ。


映画があまりにも怖すぎて、
友達と3人で観に行ったものの、
帰りの車では3人とも終始無言になり、
更に食事をして帰る予定が
「食欲がなくなった」ということで
真っすぐ家に帰ることになった程、
映画のインパクトは尋常じゃなかったです。
原作を読んでいない友達は、
「途中で息できなくなった」とのこと。


『バトルロワイヤル』のように、
“ただ怖い”要素だけでなく、
登場人物それぞれの抱く感情が、
あまりにも普遍的であるがために、
その恐怖要素が自分にもとても身近に感じることができる
そういう怖さがこの映画の一番の要素な気がします。


とりあえず本を読んでから映画を観ることを
強くお勧めします。
映画→本の順番だと、それぞれの良さを感じるのが難しいと思います。


あー。
ほんと怖かったー。