旅日記

本日、旅の最終日。
最後の行きたいところはどこかと聞かれ、
やっぱりサンフランシスコを満喫しようということになる。
朝、待ち合わせをして出かける。
天気はあいにくのくもり時々あめ。
私が朝ごはんを食べていなかったので、最初にバーガーキングに行く。
バーガーキング、なかなか美味しかったよ。
お店も広かったしね。
そこで、今日はフィッシャーマンズ方面に行くことに決める。
腹ごしらえをすましたあとケーブルカー(フィッシャーマンズ方面)に乗るために
お店の前にあるケーブルカー発着所に並ぼうとすると、
すでに多くの人が行列を作っていた。
「歩いても行けるよね!」ということで、歩いて目指すことにした。
私のガイドブックを見ながら、雨の中ひたすら歩く。
サンフランシスコは坂が多い街なので、ほぼ登山のような感じ(笑)
途中、私が気づかぬうちに買ったばかりのタバコを落としたことに気づいて、
豊富な種類のタバコが売っている雑貨屋さんに入った。
私はいつものマルメンライトを購入し、
彼は、珍しい銘柄が欲しかったらしく「キャメル クレーマ」という
缶に入っている、ちょいとオシャレなものを買っていた。
知らない銘柄を買うことは、美味しいか、不味いか、ちょっとした賭けをすることである。
しかし、店を出て試しに吸ってみるととても美味しかった。
たまたま通りがかったおじさんに、彼はタバコをせがまれたので
「これ美味しいタバコだよ」と言って、おじさんにタバコを差し出した。
そのおじさんは「ありがとう!」と言って、陽気に去っていった。
彼は「あのおやじ、今頃“美味いタバコをもらって今日はラッキーだ”って思ってるよ、絶対!!」と言っていた。
彼は、買ったばかりのオシャレなタバコを自慢できて、嬉しそうだった。
そして、歩いているとたまたま通りかかった古着屋さんで足を止める。
入ってみると、これまたなかなか素敵な品揃え。
思わず彼は「この店、かっこいいね」と店の主人に声をかけていた。
私も、旅行中は“オシャレをする”ということを忘れて生活していたので、
可愛い洋服に囲まれて、とてもオシャレをしたくなった。
そのお店で、彼は購買欲にかられ、2着買っていた。
あのときの彼は、結構テンション高かったぞ。
店を出ると再び目的地を目指して歩く。
サンフランシスコ中心街にはない、穏やかな空気が流れていた。
…続きはまた今度。