映画

『美しい人 9lives』をbunkamuraで見た。
ロドリゴ・ガルシアの最新作。
彼の前々作である『彼女を見ればわかること』が好きで、
今回も期待して見に行ったのだ。
『彼女を〜』と同様に短編が続いていく展開だった。
とても良かった。
特に2番目の作品は、胸に突き刺さるような切なさがあった。
グレン・クローズ、キャシー・ベイカーなど『彼女を〜』に出演していた女優が何人か出てきたけれど、
全員、前々作とは全く違う役柄で、とても面白かった。
エンドロールを見終わって、胸が一杯になり
映画館を去ろうとしたら、
近くにいた4人組のおばさん達が
「あの衣装ほんとダサいわね(笑)信じられないわ」
「女優も全然パッとしないし、華がないわよね」
などとグチグチ言っているのを聞いて、
何だか物凄い苛立ちを覚えた。
2人組のおばちゃん達も、
「ストーリーが中途半端よねぇ。何が言いたいのか全然伝わってこなかったわ」
「変な映画観ちゃったわね。違う映画観ればよかった」
とか、なんとか言ってるもんだから
もう信じられないくらい不快な気持ちになってしまって
思わず映画館から走って出てきてしまった。
私の感激を、一瞬で潰してくるような人たちがいることに
とっても落胆してしまった。
けど、作品自体は、とても良かったです。
観ている人の想像力を掻き立てるし、観ててすごいドキドキした。
ダコタ・ファニングはやっぱり凄かった。
公式サイト:http://www.elephant-picture.jp/utsukusii/