小柴昌俊氏

2年前くらいに友達と日本科学未来館に行ってから、
カミオカンデスーパーカミオカンデニュートリノに興味を持っているのだが
今日、たまたまNHKを観ていたら「人生の歩き方」という番組で
小柴氏の取り組みが紹介されていた。
途中から観たので、ほんの15分程度だったけど
感動してしまった。
本当に笑顔の似合う人で、とっても素敵な人だった。
彼がノーベル賞を受賞したのも、彼自身の人徳によるものだと思った。
いろんな人が彼の人間性に惹かれて、研究に参加していた。
小柴氏自身も、若い才能を信じて
彼らに、責任のある仕事をどんどん任せていたらしい。
当時、ニュートリノ検出を研究していたのは主に日本の小柴氏の研究グループと
アメリカのIMBというグループの2つだった。
小柴氏のグループは、アメリカのIMBに比べて半額以下の予算で取り組まなければならなかった。
しかし、そこで小柴氏は
「そういうときは、考えを振り絞るしかない。それが、大切。
  困ったときは、とにかく考え抜くことが大事なんだ。」と言って、
カミオカンデの仕組みを編み出し、低予算だがクオリティの高い装置を作り出した。
そしてアメリカよりも先にニュートリノ検出で成果を出すことに成功した。
400年に1度しか起こらないといわれる超新星爆発における
大量のニュートリノ放出のチャンスをものにした背景を知ることができて、よかった。
何よりも小柴氏の人柄の良さに驚いた。