映画

念願の「TOKYO!」を観ました。
この映画は3本だてになっていて、
・インテリアデザイン(フランス)
・メルド(ドイツ)
・シェイキング東京(韓国)
の3つなんですが、
この2本目の「メルド」がとにかく凄い。
こんなに「どう理解したらいいのかサッパリわからない」
「理解する糸口が全く見つからない」映画は久しぶり。
去年「時計じかけのオレンジ」でも混乱したが、
この「メルド」はそれを上回っていると思う。
これは単に「意味不明でつまらなかった」ということではない。
なんて説明したら良いのか分からない。
パンフレットに掲載されている青山真治の解説を拝借すると
“東京が舞台の作品なのに、別に東京でもNYでもパリでも
どこでもよかったはず”という衝撃的な映画です。
だって、「東京が舞台」って言ってるのに
「別に東京じゃなくても良い」なんてショックですよ〜。
でも、なんていうか本当に上手く言えないけど、
嫌なショックじゃなくて、空気砲で後ろからドカーンと撃たれたような。
観た人全員の感想が聞きたいです。
最近、「わかりやすい」映画が多かったので
カウンターパンチをくらったような新鮮さでした。


「インテリアデザイン」は、去年公開の
恋愛睡眠のすすめ」以来のゴンドリー監督作品ですが
少なくとも前作よりは簡潔でよかった。
「おぉ。フランス映画っぽい。」とミーハーな感想。
コミカルだけど、切なくて、可愛い。
ちょこっとしか出てこないけど、大森南朋が良かった。
もちろん加瀬亮もね。


「シェイキング東京」は、それなりに。
やっぱり香川照之は凄い。
すぅ〜っと役に馴染むけれど、存在感が強烈な人だ。


とにもかくにも「メルド」観た人、感想募集してます。