旅日記-Camel-

この日はCamelに行ってきました。
朝、パシフィックグローブ付近のお店(スペイン系だと思われる)で朝食。
私はオムレツのプレート(これは量が多すぎる…)を、
彼は朝からスープが食べたいと言っていたので、トルティーヤのスープを。
トルティーヤって何??」という私たちの疑問を払拭すべく、スープ登場。
辞書によるとトルティーヤとはトウモロコシの粉をこねてつくった薄焼きのことらしい。
一口もらおうとすると、彼から「トルティーヤだけで食べない方がいい!」と言われ、
他の野菜と一緒に食べてみると、その理由が分かった。
…確かにトルティーヤだけで食べると味気がない。
そんな朝ごはんを終え、バスでモントレー中心まで戻る。
カーメルはクリント・イーストウッドが市長を務めたということで有名。
カーメルへは、モントレーのトランジットセンターからバスで15分くらい。
カーメルの中心あたりでバスを降り、周辺を散策する。

ジャズのお店に入ってみたり↓。

このお店、静かで雰囲気があって、とても素敵だった。
カーメルには、たくさんお店があって
ギャラリーやレストラン、宝石屋やお菓子屋が多かったと思う。
ギャラリーは、
今にも動き出しそうな躍動感溢れる彫刻を扱ったギャラリー(ここでは、やたらと作品にツッこみまくった。)や、
そして、もう1つはEyvind Earle(アイベン・アール)の作品を扱ったギャラリー。
アイベン・アールっていう名前、必死にネットで探してやっと判明した…。
1時間以上ひたすら彼の名前を明らかにすべく、必死でした。
なぜ彼の名前を探し出すのに苦労したかというと、
私が彼に関して覚えていたのが
“「眠れる森の美女」”と“「ア」から始まる名前”ということだけだったのです。
そうなんですアイベン・アール!!!!
…判明したときは感極まりました。
彼は「眠れる森の美女 sleeping beauty」の背景美術を担当した画家です。
彼の作品は緻密で、とっても深い。
二人とも食い入るように彼の作品を見ていました。
お金に余裕ができたら、彼の作品欲しいです。

↑これが彼の作品。
そして、食べ物の良い香りが漂うOcean Avenueを抜けると、そこには海が…!
「砂利じゃなくて、砂浜がある海がいいね」と話していた私達の期待に応えるように、
目の前には真っ白な砂浜が広がる、とっても広いビーチが!!

最初は雲っていた空も、私たちを出迎えるようにみるみる晴れていく。
はじめは砂浜に座って海を眺めていたのだけど、
彼はすたこらと海に入っていってしまった。
しまいにはTシャツも、ズボンも全身ずぶ濡れになってた…くくく。
私も彼につられてGパンをたくし上げて海へ。
結局Gパンびしょびしょになった。
この日のCamel Beachは「天国」だった。素直に「ここは天国だ」と思った。
太陽と海と森と彼と私と。
もうそれ以外何もいらないくらい。
思わず順ちゃんに電話しちゃった。「私いま天国にいるよ」って(笑)
服を乾かすあいだ、浜辺の夕日を見ていた。

そのあとCamelにあるレストランでディナー。
私たちは明らかに場違いな格好(笑)
他のお客さんはみんな改まった服装なのに、
私たちは、まだ乾ききっていない服のままお店におさまっていた。
私はサーモンのなんちゃらを頼んで(この料理に入ってた米?みたいのがマズかった)、
彼は野菜がふんだんに使われているパスタを注文。
結局7時発のバス(San Jose行き)を逃してしまい、
とりあえずMontereyまで戻る。
なかなかバスが来ない中、色んな話をしながらひたすらバスを待つ。
私が「金は天下のまわりもの」っていう話をしたら、
彼に「そのお金はホストで止まるんだよ」と言われた。
…た、たしかに…。ホストめ。
そして、前にも泊まったホステルに宿泊。
生きてて一番天国に近づけた一日。